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アラサー女子 アイルランド生活 体験記♬

イギリス リバプールの人々

 イギリスの北西部にあるリバプール地方。 

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ビートルズの発祥地やジョン・レノンの出身地で有名な地方です。


空港の名前まで
2002年に リバプールジョン・レノン空港に変わっちゃいました!

 

イギリスの人って、紳士的なジェントルマン。
でも少しクールで冷たいイメージを勝手に持っていましたが
この地方の方達はちょっと違うようです。

 

なんとも言えない人間味のある温かさを感じます。
まるでここはイギリスの大阪ではないだろうか。

 

そんなエピソードのご紹介。

 

まずリバプールジョン・レノン空港に到着した私は

バスでリバプールの中心街、リバプールセントラルの駅を目指します。

 

ちなみにリバプールジョン・レノン空港から出てるリバプールの中心街を繋ぐ
86Aのバスは、
なんと24時間運行だそうです!

 

バス発見!!!

 

バスに駆け寄る私に
何か訴えてくる運転手

 


あっ!
あっちのバス停で待てってことね!^^;


今まで正直海外で何か訪ねても、冷たくあしらわれりことも多かったが

こちらから何も言わずとも
外国人に道を教えてくれる温かさを感じた。

 

ただそれだけで嬉しかった。

 

そして
バスを降りるときにも
リバプールシティセントラルの駅に行きたいと言ったことを覚えていてくれて

 

また合図して教えてくれた。

 

ポーカーフェイスで無表情な運転手さんだか、なんとも言えない心温かさを感じた。

 

そして
バスを降りると夜なのであたりは真っ暗!

 

パブ帰りの夫妻に駅を尋ねてみると、
わざわざ私を駅まで連れて行ってくれた。

 

なんと親切なのだろう。
緊張とバスでの乗り物酔いがすこし和らいだ。

 

そして駅の改札で、
切符を見せて改札入るときも
両手に荷物をもつ私に
駅員さんが
わざわざエレベーターの場所を教えてくれた

 

何故かこの駅の駅員さんは
とても笑顔で楽しそうだ!

 

そして、
極め付けは駅のホームで電車待ちで
座っていると
隣に同じく座っていた60歳代くらいのマダムが

 

マダム:「これ食べる?」

私:「えっ?(°▽°)」

 

今マダムが食べているチャーハンを
赤の他人の外国人の私に食べるか聞いてくるんです。

 

もちろん
「お腹いっぱいなので…」と、お断りすると

 

マダム:「本当にいらないの?」

と、聞いてくる。

 

そこから、色々話が盛り上がった。

しかし
マダムの英語が聞き取れない

何を言っているのかわからない。


そう。
このリバプール地方では
スカウス と呼ばれる方言があり
独特のアクセントやスラングがある

 

こんな感じ

www.youtube.com

 

 

この方使い分けれるのが、スゴイ!


何度も聞き取れずに聞き返す私に

「私達はスカウス だからさー⚪︎×◽︎」

と、チャーハンをもごもご食べながら許してくれるマダム

 

私のことを中国人だと思っていたようで、
「チャーハンは自分で作るのか」

とも聞いてきたり

 

日本人だと伝えると

「寿司は自分で作るのか」

とも、聞かれた。

 

そういえば、
海外でポピュラーな日本食ほど
自分達で作らないことにも気づいたりした。

 

とにかく
このマダムの日本のイメージは
寿司とあぶり焼きと桜のようだ。

 

この辺りにも桜が綺麗な場所があると教えてくれたマダムだが、
どこだか思い出せないマダムは
さらに隣に座っていた女子高生まで巻き込んで、桜の綺麗な場所を教えてくれた。

 

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ちなみに
この地図の緑のライン

Port Sunlight 駅の近くです。


その巻き込まれた女子高生も、
驚きも、嫌な顔ひとつせず
ふつうに会話に加わる。

 

これがふつうなのだろう。
そう感じた。

 

そして、会話の合間合間に
「これ食べるか?」
と、
何度も自分のチャーハンを食べるか?と聞いてくる。

 

今思えば、一口でも食べておけばよかった。

 

そうすると、もっと会話も盛り上がったのだろう…

マダムは電車に乗るときに別れた。


電車待ちの10分間で、かなり濃密な時間を過ごし、この地方の方達の人間性を見ることができた。

 

電車の中では
ベビーカーに乗った小さな子供がニット帽を外すと
静電気で髪の毛が逆立っていた。
子供のママが
「わ〜あなた、なんてアメイジングな髪型なの〜」
と、おばあちゃん達と笑っている

 

私もつられて笑ってしまった

 

こんな和やかな雰囲気かつ、ユーモアのある光景を久しぶりにみた


翌日にも
買い物袋パンパンに買い物をした私に
上手な持ち方を
すれ違いの方が伝授してくれた。

 

 

また違う日には
リバプール セントラルの駅で女性の駅員さんに話かけられた

私はてっきり切符を見せろ!
とか、言われるのかと思ったが

「荷物運ぶのお手伝いしましょうか?」

耳を疑った。

 

たしかに私は買い物袋を3つぶら下げている。

 

いくら日本がサービスがよくても
こんなこと言われたことがない。


これは外国人の私だから声かけられたのか?

 

少し様子を観察していたが、そうでもない。

荷物の多い方に、笑顔で駅員さんは声をかけていた。


外国人の私によそ者扱いせず、温かく接してくれる

 

私はこの街に
大阪に似た空気や人間性を感じた。

 

そして私はイギリスのリバプールの街を
一気に好きになった。